小手先の節税は、会社に一円もお金を残さない!

決算対策で本社の外壁塗装工事をしたいという相談がありました。

外壁塗装工事は、要件を満たせば全額経費計上できます。
見積額は、200万円ちょっと。
80万円程度の節税ができるという皮算用です。

ところが、相談を受けた会社の本社を一見したところ、外壁塗装をするほど痛んでもいないのです。
客層を分析すると、客層は富裕層ではないし、高級品を扱っているわけでもありません。

地味な建築資材を扱う卸売業なので、不特定多数を相手にする客商売ではないのです。
200万円の支出が顧客維持開拓活動にどれだけ貢献するのか疑問が湧いてきます。

そもそも、まず節税ありきという発想が見え隠れしてしまうんですね。
200万円支出しなければ、80万円税金を払わなくてはいけないという発想の方が先に来るみたいです。

落ち着いて考えれば、どちらが会社にお金を残すのか、わかりそうなものなんですが、節税という言葉の魔力は絶大なんでしょうね。

ちなみに、利益200万円から税金を80万円支払ったとすると120万円残ります。
利益200万円あるからといって、200万円支払うと納税額がゼロになりますが、お金は1円も残らない。

節税額は、80万円と電卓で計算できますが、それは数字のトリックでしかないのです。

80万円会社にお金が残るわけじゃないんですね。
小手先の節税策は、一円も会社にお金を残せないというのが正解!

ところが、これを説明するまで会社に80万円お金が残ると錯覚しているから始末が悪いのです。
しかも、200万円の支出に見合うだけの収益向上とお客様の満足が満たされると到底思えないので、目も当てられません!

税法は、経営者の公私混同を戒め、顧客の維持開拓費用に経営資源を効果的に配分するように仕向ける機会として捉えなければいけません。

そもそも、小手先の節税を考える会社には共通点があります。
まあ,拙者も偉そうな口を叩けるほどでもないので,心苦しいところがありますが,顧客維持開拓活動があまりにもお粗末なのです。

カタログに廃盤になった商品や取扱をやめた商品が掲載されていたり、会社の封筒に既に閉鎖した拠点の連絡先が書いてあったりするわけです。
経費をかけるべきは、外壁塗装工事ではなく顧客の維持開拓費用なのです。

その支出は、収益を挙げるために直接必要なものか?
その支出で、お客様を満足させることが出来るか?

これが体に染み付いていないと本当の意味で、節税も会社にお金を残すこともできないということです。
節税という言葉の魔力で、自分を見失わないようにしていただきたいですね。

とはいえ,中小零細企業では,いわゆる社長の右腕が育っていないので,税務調査が入った場合,通常業務が滞り,粗利益が相当落ちるという事態も想定できます。

それゆえ,無理のない範囲で節税したいというのは良くわかります。
まず,お客様を満足させるための費用に力を割いて,それでも余りあるならば,合法的な節税を考えるのは当然の行為だと思います。

もし,そのような状況になりましたら,ご相談に応じさせていただきます。
もしかしたら,かなり厳しいことを書いてしまったかも知れませんが,お客様のために一生懸命頑張ったお客様には,誠意を持って対応させていただきます。

お問い合わせは,いつでもどうぞ!

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